税務全般

税理士が行うことができる税務の代表的なものとしては、個人のお客様であれば、確定申告書の作成、法人のお客様であれば、経理代行や資金調達等が挙げられます。

まずは、確定申告について説明致します。そもそも確定申告とは、年度ごとに所得を計算して、その額に応じて税金を納める制度です。基本的に、会社に務めている方であれば、会社が代行してこれ確定申告の手続を行い、何もせずとも所得税を納めてくれますが、個人事業主・フリーランスとして所得を得ている方は、これをご自身で行う必要があります。そして、確定申告には、「青色申告」と「白色申告」の2種類が存在しますが、青色申告であれば65万円の控除を受けることができるため、こちらを行うのが推奨されます。確定申告書、所得を証明できる書類、口座情報、本人確認書類等の書類をその年度の3月15日までに提出する必要があります。

経理代行は、アウトソーシングとも呼ばれ、経理に関する業務を会社内部の者ではなく、外部の第三者に依頼することをいいます。経理代行のメリットとしては、新たな法改正等を法務部の者に行わせる必要がなくなる点にあります。法改正は、目まぐるしく行われ、これを追うのは大きな負担といえます。これらを税理士に代行させることで、人件費の削減や、法務部の方が退社してしまった場合にも備えることができます。

資金調達は、会社設立や運用の際に重要となる要素といえます。資金調達の方法としては、「出資」、「融資」、「売却」等が代表的といえます。出資は、会社の構成員が会社に対して給付を行うものです。会社の株式交付を受けて、それに対する対価を支払うような場合が出資に該当します。融資とは、金融機関や公共機関から金銭の貸付を受ける場合をいいます。売却（アセットファイナンス）とは、会社の財産を売却することでその対価を得ることをいいます。この方法は、会社の中で不要となっている財産を売却して、手っ取り早く資金を手に入れることができます。税理士は、これらの手段を用いてスムーズに資金を調達する方法を提案することができます。

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